焼き台の前に立ち続ける池川氏の顔には、炭の熱風による赤みが差す。一切の妥協を許さず、何千本、何万本と焼いてきたはずの一串に対して、いま初めて焼くかのような純粋な情熱を注ぎ込む。その姿勢そのものが、訪れる者の心を揺さぶる。
単にお腹を満たすための外食ではない。職人が命を削って炭火と向き合う刹那の芸術を、五感すべてで受け止める体験。立ち上る煙の向こう側に広がる池川義輝の世界観に触れたとき、人はなぜ自分がこれほどまでに鳥しきという場所に惹きつけられるのかを、深く納得することになる。 (出典: 鳥 しき(Yahoo!ニュース))
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