梅の種の外殻は非常に頑丈で、内側の仁を取り出すには少々工夫が必要です。絶対に避けるべきなのは「自分の奥歯で噛み割ろうとすること」です。成人であっても歯の表面のエナメル質を傷つけたり、歯そのものが欠けたり折れたりする事故が後を絶ちません。
家庭にある道具を使って安全に割るための実践的な手順は以下の通りです。
1. キッチンバサミのギザギザ部分を活用する
多くのキッチンバサミの持ち手と刃の間にあるギザギザ(銀杏や蟹の殻を割る部分)に梅の種を横向きに挟み、ゆっくりと握り込みます。急激に力を入れると中身が潰れてしまうため、殻にピキッとヒビが入った段階で力を緩めるのがポイントです。
2. ペンチやプライヤーを使う
工具のペンチを使用する場合は、種が滑って飛び散らないよう、キッチンペーパーやラップで包んだ状態で行います。種の側面の合わせ目に沿って圧力をかけると、綺麗に2つに割れやすくなります。
3. 専用の「梅干し種割り器」を取り入れる
頻繁に梅の種の中身を楽しみたい愛好家の間では、市販の種割り器が重宝されています。テコの原理を応用した構造になっており、握力の弱い高齢者でも無駄な力をかけずにワンタッチで殻だけを割ることができます。中身の仁を傷つけずに取り出せるため、見た目の美しさを保ちたい場合にも最適です。