大手個別指導塾の教務担当者や全国の中学校教員へのヒアリング調査によると、定期テストや高校入試本番で受験生が失点するパターンには、明確な3大トラップが存在します。
「知識としては頭に入っていたはずなのに、問題用紙を前にして失点してしまう」という受験生の手記や模試の解答用紙を分析すると、以下のポイントで混同が発生しています。
トラップ1:「斑れい岩」の文字による誤認トラップ
最も多くの生徒が引っかかるのが、「斑れい岩は斑状組織である」と思い込んでしまうミスです。「斑(はん)」という漢字が共通しているため勘違いしやすいですが、斑れい岩は深成岩であるため組織は「等粒状組織」です。指導現場では「名前に“斑”がついているのに、組織は斑状組織ではない天邪鬼(あまのじゃく)な岩石」として注意喚起されています。
トラップ2:斑晶と石基のスケッチ混同
斑状組織の模式図を見せる問題において、「大きく成長した結晶部分」が斑晶であり、「その隙間を埋めている細かい粒やガラス質の部分」が石基です。「石基=土台の地面、斑晶=そこに散らばる大きな結晶」というイメージを持っておかないと、矢印の指す名称を逆にしてしまう失点が発生します。
トラップ3:岩石の色と「でき方」の混同
「白っぽい岩石はすべて火山岩、黒っぽい岩石はすべて深成岩」といったように、色とでき方の軸を混同してしまうケースです。流紋岩も花崗岩も同じ成分(白っぽい)であり、違いは「急冷か徐冷か」だけです。この2軸の概念が曖昧なまま用語だけを詰め込むと、選択肢問題で正答を絞り込めなくなります。