ユニフォームを脱いだ後の引退後の進路は、かつてに比べて極めて多様化しています。野球界に残る道だけでなく、培った知名度や人間力を活かして一般社会で新たな勝負に出る選手が増加しています。
最も王道とされるのが、球団フロントや指導者としての道です。現役時代に優れた戦術眼や人望を発揮した選手には、即座に監督コーチ就任の要請が届きます。二軍で若手の育成に情熱を注ぐケースや、アナリストとしてデータ分析部門に加わるなど、チームを裏から支える役割は多岐にわたります。
また、知名度と弁舌の巧みさを併せ持つスター選手は、テレビ局やネット配信メディアでのプロ野球解説者転身を果たします。最近では地上波にとどまらず、YouTubeチャンネルを開設して独自の視点で球界の裏話を語ったり、ファンとの交流イベントを精力的に開催したりするセカンドキャリアが定着しました。
一方、野球界を完全に離れる選択をする元選手も少なくありません。飲食店の開業、保険・不動産業界の営業職、学生野球指導者資格を取得してのアマチュア指導、さらには国家資格を取得して医療・福祉分野へ進出するなど、セカンドキャリアの舞台は一般社会のあらゆる領域へと広がっています。