彼のスタイリングと身長バランスが最も美しく機能した代表作といえば、名作ヒューマンドラマ『監察医 朝顔』だろう。主人公を演じた上野樹里の公称身長は167cm。つまり、設定上も画面上も、妻役の上野樹里の方がやや背が高いアングルが多くなる。
日本のドラマ界では長年「男性キャストの方が背が高い」というステレオタイプな構図が好まれてきた。しかし、同作における二人の並びは実にナチュラルで、どこにでもある温かな家庭の日常をリアルに描き出すことに成功した。過度に着飾らない等身大の夫婦像が、視聴者の涙腺を刺激したことは記憶に新しい。