華やかでポジティブなイメージばかりが先行しがちだが、バラの贈答には足元をすくわれる落とし穴も存在する。注意しなければならない代表格が「黄色いバラ」だ。明るくフレッシュな黄色は、一見するとお祝いや友人に適しているように思えるが、伝統的な花言葉では「嫉妬」「薄らぐ愛」「愛情の薄れ」「裏切り」というネガティブなメッセージを強く含んでいる。
また、本数による意味の変化にも細心の注意を払いたい。たとえば15本のバラは「ごめんなさい(謝罪)」を意味し、16本は「不安な愛」、17本は「絶望の愛」を暗示する。記念日やプロポーズのシーンで何気なく15本を贈ってしまえば、愛の告白どころか相手に謝罪の意だと受け取られかねない。知らずに贈る行為は、ときに意図せぬ波紋を呼ぶことになる。