今回の巨大プロジェクトを主導しているのは、数々のメガヒットを世に送り出してきたマーベル・スタジオだ。同スタジオを率いるケヴィン・ファイギ最高経営責任者(CEO)は、本作において「まったく新しいストーリーテリングの実験」を試みているという。生前のスタン・リーが残したコミックの原点に立ち返りつつも、現代に即した鋭いテーマ性を打ち出す構えだ。
長年にわたり世界的な大ヒットを記録してきたX-MENシリーズの遺伝子を継承しながら、どのような独自の進化を遂げるのか。関係者によれば、従来のヒーロー像をあえて解体し、過酷な運命に翻弄されるキャラクターたちの心理描写に焦点を当てているという。視覚効果だけに頼らない人間ドラマの厚みが、作品全体の根幹を支えている。