ネット上で流布している汗対策情報の中には、逆効果を招く誤解が少なくありません。
最も危険な誤解が「汗をかきたくないからと水分補給を極端に控える行為」です。水分を制限しても発汗中枢の暴走は止まらず、血液濃度が上昇して熱中症のリスクが跳ね上がります。脱水状態に陥ると身体は熱を逃がせなくなり、結果として体温が急上昇して危険な状態に陥ります。
「保冷剤や氷を直接顔の皮膚に当てて冷やす」という対処も肌トラブルの元です。急激な冷刺激は毛細血管を異常に収縮させ、その後の反動で激しい血管拡張(リバウンド赤ら顔)を引き起こすほか、肌表面のバリア機能を著しく傷つけます。冷却は必ずハンカチで包んだアイテムを用い、首元や脇などの太い血管部分へアプローチするのが医学的に正しい手順です。