劇団の看板として全国にその名を轟かせているのが、実の兄弟である筑紫桃太郎一座の「花の三兄弟」です。それぞれが際立った個性と卓越した技術を持ち、三者三様の輝きで舞台を牽引しています。
長男であり座長を務める博多家桃太郎は、劇団の精神的支柱です。重厚な立ち役から息をのむほど妖艶な女形まで自在に演じ分ける芝居力は、同業者からも高く評価されています。舞台上での凛とした立ち振る舞いと、口上挨拶で見せる誠実で茶目っ気のある人柄のギャップが多くの観客を惹きつける理由です。
二男の花形・筑紫つばさは、ダイナミックかつキレのある舞踊で客席を沸かせる存在です。男らしさと色気を兼ね備えた立ち回りは圧巻で、激しい殺陣のシーンでは劇場の空気を一変させる圧倒的な迫力を放ちます。舞台全体を俯瞰し、芝居のテンポを引き締めるキーマンでもあります。
そして三男の花形・筑紫花道は、天性の華やかさと瑞々しい感性で若い世代のファン層を劇的に広げました。端正な顔立ちと伸びやかなパフォーマンスは観客の視線を釘付けにし、現代的な選曲による舞踊ショーでも唯一無二の存在感を発揮しています。