名画と出会うキネマ旬報シアター、独自のキュレーションが拓く未来

名画と出会うキネマ旬報シアター、独自のキュレーションが拓く未来

名画と出会うキネマ旬報シアター、独自のキュレーションが拓く未来の詳細解説をお届けします。専門的な知識が満載です。

この劇場の背骨を支えているのは、日本最古の映画雑誌を刊行し続ける株式会社キネマ旬報社の歴史そのものだ。1919年の創刊以来、1世紀以上にわたって映画文化を見つめ続けてきた同社の知見が、そのまま劇場のプログラミングに注ぎ込まれている。

なかでも、映画界で最も権威ある賞のひとつとして知られるキネマ旬報ベスト・テンの選出作品を軸にした特集は、他のシネコンでは決して真似のできない看板企画だ。歴代の受賞作をスクリーンで追体験できるプログラムは、映画通はもちろん、これから映画史を学びたい若い世代にとっても最良の教科書となっている。

劇場ロビーに並ぶバックナンバーや映画関連の書籍、スタッフ手作りの鑑賞手引き。それらすべてが一体となり、訪れた観客を映画批評の豊潤な世界へと引き込んでいく。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。