ロケット打ち上げには、海上の安全確保が不可欠だ。打ち上げ時には一定の海域で漁業制限が設定されるため、地元の種子島屋久島漁協との強力な信頼関係なしに運用は成り立たない。
近年では、衛星データを用いたリアルタイムの漁船動向把握や、海上警戒船の自動化など、テクノロジーを活用した負担軽減が進んでいる。「最初は操業への影響を懸念する声もあったが、今では島全体でロケットを応援する一体感がある」と地元の漁業関係者は話す。テクノロジーの最先端と古くからの海とともに生きる暮らしが、絶妙なバランスで共存しているのだ。