赤犬の冷酷な声を聴いて「どこかで聴いたことがある」と感じる人は多いはずです。立木文彦さんはアニメ界屈指のレンジの広さを誇り、真逆の性格を持つ伝説的キャラクターたちを数多く世に送り出してきました。
立木さんのキャリアを語る上で欠かせない代表作をピックアップしました。
- 『新世紀エヴァンゲリオン』碇ゲンドウ:冷徹に人類補完計画を推し進める主人公シマジンの父親。感情を抑えた静かなトーンで圧倒的な支配力を演じ、立木さんの名を不動のものにした金字塔。
- 『銀魂』長谷川泰三(マダオ):まるでダメなオッさん、略して「マダオ」。赤犬やゲンドウのような冷酷な権力者とは対極にある、情けなくもどこか愛おしいダメ人間を怪演し、ファンの心を掴みました。
- 『BLEACH』更木剣八:戦いそのものを愛する凶暴な十一番隊隊長。野性味あふれる豪快なシャウトは、赤犬の抑制された重みとはまた異なるパワーを見せています。
- 『逆境無頼カイジ』ナレーション:「ざわ…ざわ…」のナレーションで極限の心理戦を煽る煽り声優としての唯一無二のポジション。
- 『仮面ライダーW』ガイアメモリ音声・ベルト音声:「サイクロン!ジョーカー!」などの名コールを担当し、特撮ファンからも絶大な支持を獲得。
海軍元帥サカズキの冷徹な重低音と、銀魂のマダオによる哀愁漂うギャグ演技を同一人物がこなしているという事実は、初めて知るファンを常に驚嘆させています。