東京都恩賜上野動物園をはじめ、アドベンチャーワールド(和歌山県)や神戸市立王子動物園など、パンダ飼育の実績を持つ施設では、来園者の観察眼を育てるための様々な工夫が凝らされてきました。
上野動物園の案内板や教育プログラムでは、「パンダのしっぽクイズ」が定番の展示コンテンツとして親しまれています。実際に飼育員が解説を行う際、来園者から「えっ、白かったの!?」と驚きの声が上がる場面は今も珍しくありません。
また、近年のグッズ市場においてはコンプライアンスや図鑑レベルの正確性が厳格に求められるようになり、大手玩具メーカーや公式ショップで「黒いしっぽのパンダグッズ」が新規製造されるケースは事実上ゼロになりました。万が一、街角のレトロ雑貨店などでしっぽが黒いぬいぐるみを見かけた場合、それは昭和レトロなヴィンテージ品か、海外の非公式製品である可能性が極めて高いといえます。