むつみ荘の名を全国に轟かせた大きな要因の一つが、ニッポン放送で放送されている看板番組『オードリーのオールナイトニッポン』だ。深夜の生放送において、春日の部屋は頻繁にトークの話題となり、時にはラジオの生放送自体がむつみ荘の201号室から行われるという前代未聞の企画まで実施された。
狭い室内に機材を持ち込み、スタッフやゲストがギューギュー詰めの状態で送る放送は、リスナーにとって伝説的な回となった。深夜ラジオ独特の密室感と、むつみ荘というリアルな生活空間の見事な融合は、全国の「リトルトゥース」(番組リスナーの総称)を熱狂させた。ラジオを通じて部屋のレイアウトや細かな生活音が描写されることで、聴衆はまるで自分がその部屋に居合わせているかのような没入感を味わったのだ。