従来の学園ドラマと一線を画していたのが、音楽業界やアイドル界からの異色のキャスティングだ。水曜日のカンパネラの主演・歌唱担当として知られる詩羽(瑞奈ニカ役)は、自分のスタイルを崩さず周囲と衝突しながらも自我を貫く女子生徒を熱演。彼女自身の持つ唯一無二のカリスマ性が、キャラクターのリアルな生き様と見事にシンクロしていた。
また、グローバルなアイドル活動を経て俳優としてのキャリアを広げていた本田仁美(江波美里役)が見せた、周りに合わせながらも自分を見失っていく繊細な心情変化も鮮烈だった。ジャンルを超えた多才な才能が集結したことで、画面に独特のリアリティと現代的な空気感がもたらされた。