生涯の伴侶となった女優・樹木希林との関係性においても、彼のインテリジェンスと独特の感性は遺憾なく発揮された。互いに独立した個として尊重し合い、時に世間を驚かせる奇妙で強固な絆を築いた二人。彼女にとっても、彼の持つ圧倒的な知性と破天荒な魅力の同居は、唯一無二のものだったはずだ。
日本の音楽業界および芸能界において、彼は単なるボーカリストにとどまらず、新しい才能を発掘し世に送り出す稀代のフィクサーとして君臨した。海外アーティストの招聘やフェスティバルの主催など、先見の明に満ちたビジネスセンスは、学生時代に培われた国際感覚と知的な洞察力なくしては語れない。