レバー状の血塊が続く場合、子宮そのものに物理的な変化が生じているケースが疑われます。日本産科婦人科学会の報告データ等でも示されている通り、成人女性の約4人に1人以上に何らかの良性腫瘍が見つかります。特に血塊と密接に関係する三大疾患の構造を整理しました。
第一に挙げられるのが子宮筋腫症状と真相です。子宮の筋肉組織にできる良性のコブであり、30代から40代にかけて罹患率が上昇します。筋腫が子宮の内側(粘膜下筋腫)に突き出すように発育すると、子宮内腔の表面積が広がり出血量が跳ね上がります。さらに筋腫が邪魔をして子宮が正常に収縮できず、止血が遅れることで巨大な血塊が生成されやすくなります。
第二の要因は子宮腺筋症です。子宮内膜に似た組織が、子宮の筋肉の壁の中に入り込んで増殖し、子宮全体が硬く大きく肥大化していく病気です。筋肉の柔軟性が失われるため激しい生理痛を伴い、経血がスムーズに排出されずに溜まり、強い収縮時に激痛とともにレバー状の塊がドッと押し出されるという特徴的な経過を辿ります。
第三が子宮内膜ポリープです。子宮の内膜にできるキノコ状の良性腫瘍であり、不正出血や経血量の増加を招きます。組織自体は小さくても、子宮内部の血流を乱すことで酵素の凝固抑制メカニズムを狂わせ、血塊を生み出すトリガーになります。