SNSやネット掲示板、ドラマレビューサイトに寄せられる視聴者の声を分析すると、リアルタイムで体験した世代と、後追いで知った若い世代との間で非常に興味深い認識のギャップが浮かび上がります。
当時小中学生だった50代前後のユーザーからは、「親と一緒に見るのが気まずすぎて、リビングの空気が毎週凍りついていた」「親に隠れて自室の小さな白黒テレビで音を絞って観たのが忘れられない青春の記憶」といった、家族関係の生々しいエピソードが頻出します。PTAが指定する「子供に見せたくない番組」の常連でありながら、翌日の学校の教室では誰もがその話題で持ちきりになるという、昭和後期特有の背徳感と高揚感が共有されていたことが窺えます。
一方で、近年にDVDなどを通じて本作に触れたZ世代のネットユーザーからは、「もっと下品なだけのお色気コメディかと思っていたら、親子のすれ違いや自立の難しさを真正面から描いていて驚いた」「今のテレビでは絶対に作れないエネルギーと、役者たちの本気のぶつかり合いに圧倒される」といった再評価の声が目立ちます。表層的な過激さの裏側にある骨太な作劇が、時代を超えて伝わっている証左と言えます。