正しい手順を知っているかどうかで、仕上がりの強度と見た目が大きく変わる。以下に、壁固定と木材接合それぞれの実践手順をまとめる。
■ 壁面固定の手順(棚板取り付けを例に)
ステップ1:下地を探す
下地センサー(1,500〜3,000円でホームセンターに売っている)を使って間柱の位置を特定する。一般的な木造住宅では455mm間隔(尺モジュールの場合は303mm)で間柱が入っている。磁石が付くというのは誤解が多いので注意。センサーか細い針さし(壁刺し)で確認するのが確実だ。
ステップ2:水平を確認する
水平器(スマートフォンアプリでも代用可)で棚板の高さをマーキング。鉛筆で薄く印を付けておく。
ステップ3:下穴を開ける
ネジ径より1〜2mm細いドリルビットで下穴を開ける。これを省略するとネジ締め時に木材が割れる原因になる。
ステップ4:金具をあてがい、仮止め
L字金具の一面を壁(または間柱)に、もう一面を棚板の裏面にあてがい、まずすべての穴に仮で1回転だけネジを入れる。いきなり本締めするとゆがみが生じる。
ステップ5:水平再確認後、本締め
仮止め状態でもう一度水平を確認し、問題なければ対角線上の順番でネジを本締めする。電動ドライバーのトルク設定は「中〜強」で。ネジのなめを防ぐため、ドライバービットとネジのサイズを必ず合わせること(JIS規格の+2がほとんどのケースで対応)。
■ 木材接合の手順(直角フレーム組み立てを例に)
2本の木材を直角に接合する場合、L字金具は接合部の内側・外側の両方に付けるのが理想だ。内側だけだと引張方向のストレスに弱く、外側だけだと見た目が悪い。重要な構造部材には内外両面使いを基本とする。コーナー補強を目的とする場合は、少なくとも4穴以上のネジ固定が推奨される(各辺2穴以上)。
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