Q1:甘夏がどうしても酸っぱすぎるとき、包丁を入れた後でも甘くする方法はありますか?
A1:一度房を割ってしまうと追熟による自然な酸の分解は期待できません。その場合は「即席コンポート」が最適です。薄皮を剥いた実を耐熱容器に入れ、実の重量の20%ほどの砂糖(または蜂蜜)と大さじ1の白ワイン(または水)を振りかけ、ラップをして電子レンジ(600W)で1分半加熱します。そのまま粗熱を取って冷蔵庫で冷やすと、余分な酸の角が取れ、極上のフルーツシロップ漬けとして美味しく召し上がれます。
Q2:外皮を使ってマーマレードやピールを作りたいのですが、農薬やワックスの残留が心配です。
A2:国産の甘夏は、海外産柑橘のように収穫後に防かび剤(ポストハーベスト農薬)を散布することは食品衛生法上認められていません。流通時のワックスも天然由来成分がほとんどですが、気になる場合は、粗塩を手にとって外皮を優しく揉み洗い(塩ずり)したあと、ぬるま湯でしっかり洗い流してください。沸騰した湯で20〜30秒ほどサッとくぐらせる「ブランチング」を行うことで、表面の汚れや残留成分を安全かつ綺麗に取り除くことができます。
Q3:食べきれない甘夏は冷凍保存できますか?
A3:冷凍保存は非常に相性が良いです。ただし、丸ごと冷凍するのではなく、必ず外皮と薄皮を取り除いた「果肉(カルチェ)の状態」にしてください。金属製トレイにラップを敷き、果肉同士が重ならないように並べて急速冷凍します。凍った後はフリーザーバッグに移して密閉保存すれば約1ヶ月持ちます。完全に解凍するとドリップが出て食感が崩れるため、半解凍のシャリシャリした状態で「天然フローズンデザート」として食べるか、スムージーのベースに活用するのがプロのおすすめです。