マチ付き袋には、大きく分けて「角底(かくぞこ)マチ」と「舟底(ふなぞこ)マチ」の2種類が存在します。ハンドメイド作家やSNS上の投稿でも両者の使い分けについて誤解が多く見られます。
舟底マチと角底マチの違いを端的に言えば、「自立安定性」と「容積効率」の設計思想の違いです。
- 角底マチ(Square Bottom):底面が完全な長方形を形成する構造。置いたときにしっかりと自立し、厚みのある箱物、ケーキ、キャニスター缶などの収納に最適です。展開図はやや複雑になりますが、マチ付き紙袋の型紙詳細まとめで紹介される本格派バッグの9割以上がこの構造を採用しています。
- 舟底マチ(Boat Bottom / Gusseted):平袋の両端または底を三角形につまんで折る構造。船の底のように中央に向かってすぼまる形状になります。自立性は角底に劣るものの、製作工程が極めてシンプルで、ハンカチや薄型のお菓子、ポストカードなど「厚みが不均一な柔らかい物」を包むのに適しています。
ギフトの格式を演出し、市販品のような高級感を求めるのであれば、多少の手間をかけてでも角底マチを選択するのが確実な判断です。