SNSやコミュニティサイトで「Gメッセ群馬 駐車場」を検索すると、必ずと言っていいほど浮上するのが「終演後に車が1ミリも動かない」「駐車場から出るだけで1時間半かかった」という悲鳴にも似た投稿です。
現地を取材すると、この「出庫地獄」が発生する物理的要因が明白になります。Gメッセ群馬の駐車場は、約2,000台という大量の車両を収容できる設計になっているものの、敷地から公道へ抜ける合流ゲートの出口箇所が構造上限定されています。数千台が一斉に同一の幹線道路へ合流しようとするため、場内のスロープから出口ゲートに至る全レーンで完全なデッドロック(膠着状態)が生じてしまうのです。
実際に現地で大規模フェスに参加した複数の来場者証言を検証しても、状況は一致しています。
「アリーナツアーの終演と同時に駐車場に向かったが、スロープの2階部分でエンジンを切って待つ状態が続いた。結局、料金ゲートを通過できたのは終演から1時間40分後だった」(30代男性・埼玉県在住)
「小さな子ども連れだったため車内で待てたのは良かったが、トイレに行きたくても車を動かせず焦った。次回は絶対に離れた場所に停める」(40代女性・群馬県内)
この出庫渋滞に対する現場目線の有効な対策は明確です。本編ラストの曲が始まる直前に会場を後にする「アンコール前離脱」を徹底するか、逆に車内で1時間ほど動画配信サービスを鑑賞しながら待機し、渋滞のピークが完全に解消された午後9時以降に優雅に出庫するかの二者択一です。中途半端に列の真ん中へ並ぶことこそが、最も精神的ストレスを増大させる結果を招きます。