ネット上で「ブックマーケットが次々に閉店している」「全滅したのではないか」と噂される背景には、リユース業界全体の地殻変動と戦略的な店舗リブランドが存在します。関係各社の開示情報や現場の動向を分析すると、閉店の理由は主に3つの構造的要因に集約されます。
第1に、電子書籍の定着やフリマアプリの日常化に伴う「古本単体ビジネスの限界」です。文庫本や一般コミックを主力とする旧来型の店舗モデルでは、広い店舗面積と人件費を維持することが困難になりました。
第2に、「駿河屋」ブランドへの統合・看板掛け替えです。実際には完全閉店ではなく、内外装を全面改装した上で「駿河屋」の直営店やFC店としてリニューアルオープンした拠点が多数存在します。知名度の高い駿河屋ブランドを前面に出すことで、より広域からの集客を狙う戦略的リニューアルです。
第3に、取扱商材の「ホビー・トレカシフト」です。本棚スペースを大幅に縮小し、利益率の高いポケモンカードやワンピースカード、遊戯王などのトレーディングカードゲーム(TCG)専用プレイスペースや、フィギュア・カプセルトイの売り場へと大胆に転換する動きが加速しています。