桑沢デザイン研究所が半世紀以上にわたりデザイン界の頂点に君臨し続ける理由は、卒業生(アルムナイ)が築き上げた圧倒的な業界ネットワークと実績にあります。
日本を代表するグラフィックデザイナーの浅葉克己氏をはじめ、世界的なインテリアデザイナーとして名を馳せた倉俣史朗氏、数々の有名広告やアーティストのクリエイティブを手がける森本千絵氏(goen°主宰)など、デザイン史に名を刻むレジェンドたちが桑沢の門を叩き、巣立っていきました。
こうした偉大な先輩たちの存在は、そのまま現在の在校生に対する就職先の太いパイプとなっています。企業の採用担当者やデザインファームの代表自身が桑沢出身者であるケースも多く、採用面接では「桑沢で2〜3年間の過酷な合評を耐え抜いた」という事実そのものが、折れないメンタルと実践的スキルの強力な証明書として機能します。電通・博報堂系列の制作会社、良品計画、ソニー、任天堂、有名建築・空間設計事務所など、一般の専門学校ではエントリーすら難しいトップ企業への内定者をコンスタントに輩出し続けている点が、桑沢ブランドの底力です。
【プロの結論】桑沢デザイン研究所が「向いている人・おすすめできない人」の判断基準
デザインの教育現場と就職市場の動向を長年取材してきた専門的見地から、桑沢への進学で人生を好転させられる人と、進学を避けるべき人の境界線を明確に提示します。
【桑沢デザイン研究所への進学をおすすめできる人】
- 自立的な批評精神とメンタルのタフさを持つ人:自分の作った作品を他者の前でボロボロに批判されても、それを改善へのエネルギーに変換できる人。
- 短期間で確実にプロの現場スキルを身につけたい人:大学の4年間で教養科目を広く学ぶよりも、2〜3年でデザインの実技と思考を極限まで高めたい人。
- キャリアチェンジを目指す社会人:夜間部の学費を自力で工面し、睡眠時間を削ってでもポートフォリオを完成させる強い動機がある人。
【進学について慎重に再検討すべき人】
- 「大卒」という学歴資格が将来的に必須と考えている人:桑沢は専門学校(昼間部は専門士取得)のため、学士の学位は得られません。大卒資格を求めるなら美大や一般大学を選ぶべきです。
- 手取り足取り教えてもらえる受け身の指導を期待している人:「課題の作り方を教えてくれない」と不満を持つタイプは高確率で脱落します。桑沢は自己探求の場です。
- オープンキャンパスに一度も足を運んでいない人:桑沢独特の「ストイックで濃密な空気感」は、校舎や在校生のポートフォリオ展示を直に見なければ体感できません。