JR西日本の大規模リニューアル工事が結実した広島駅は、中央の南北自由通路を軸に、北側の新幹線口(旧烏神口)と南口の商業ゾーンが有機的につながる構造へと進化しました。新幹線ホームは2面4線の高架構造で構成され、乗り場の区分は極めてシンプルです。
のりばの基本番線は以下の通りに固定されています。
- 11番・12番のりば:下り(博多・熊本・鹿児島中央方面)
- 13番・14番のりば:上り(岡山・新大阪・名古屋・東京方面)
山陽新幹線の運用上、緩急接続や当駅始発列車の待避によって発着番線が直前に入れ替わるケースがあるため、中央改札口上部に設置されたフルカラー大型LED発車標での番線確認は欠かせません。
移動のボトルネックになりやすいのが改札口と乗り換えルートの選択です。広島駅の新幹線改札は大きく分けて2箇所存在します。南北自由通路に面したメインの「新幹線中央改札口」と、新幹線名店街やホテル・オフィスビルへ直結する「新幹線西改札口」です。在来線から乗り換える場合は、在来線コンコース内に設置された「新幹線乗換改札口」を利用するのが最短ルートです。
新駅ビル「ミナモア」の開業によって、南口2階広場へ路面電車が直接乗り入れる画期的な動線が完成しました。しかし、路面電車を下車してから新幹線改札口へ向かうには、自由通路を北側へ約150メートル直進する必要があります。朝夕の通勤・出張ラッシュ時には歩行者の交差が発生し、徒歩移動に5分から7分程度の所要時間を要するケースが現場観察でも確認されています。「駅に着いたからすぐ乗れる」という過信は禁物であり、改札通過までに十分なマージンを確保することが鉄則です。