『さよならエレジー』は、2018年1月7日に先行配信され、同年2月21日に菅田将暉の3rdシングルとしてCD発売された。その後、大ヒットを記録した1stアルバム『PLAY』の核となるトラックとして収録されている。
この楽曲の制作背景には、菅田将暉とプライベートでも深い親交を持つ俳優・山﨑賢人、そして菅田の音楽活動において不可欠な存在である石崎ひゅーいの3者による強烈な化学反応があった。当時の音楽雑誌のインタビューや菅田将暉のオールナイトニッポン(ニッポン放送)で明かされたところによると、ドラマ『トドメの接吻』で主演を務める山﨑賢人から「将暉に主題歌を歌ってほしい」と直接オファーを受けたことがすべての発端だったという。
菅田はすぐさま石崎ひゅーいに相談を持ちかけ、夜な夜なファミレスや自宅で膝を突き合わせながらディスカッションを重ねた。石崎ひゅーいは当時の制作ドキュメントにおいて、「賢人くんの演じる孤独な主人公(堂島旺太郎)の尖った心と、将暉が持つ生々しいボーカルのエネルギーをどう衝突させるかだけを考えた」と語っている。菅田自身も「ただ綺麗に歌うのではなく、喉を枯らしてでも誰かに手を伸ばそうとする泥臭さを込めたかった」と述懐しており、まさに友情とプロフェッショナリズムが交差した現場から生まれた結晶である。