鈴鹿ハンターは、単に物を買う場所ではない。近所の人たちが集まり、世間話をする「街のリビング」なのだ。イベントの喧騒から少し離れたベンチでは、お茶を飲みながら談笑する高齢者の姿があった。そのすぐ横を、スケートボードを抱えた若者たちが通り過ぎていく。不思議と排他的な雰囲気はない。お互いが自然に存在を認め合っているような、不思議な調和がある。
「若い子たちが楽しそうにしているのを見るだけで、元気がもらえるわ」と語る常連の女性。多世代が自然に交わる空間をデザインすること。それこそが、このイベントが長年愛され続ける隠れた理由なのかもしれない。