タイムパフォーマンス(タイパ)の追求は、ついに極限に達した。現在のトレンドは、15秒どころか「5秒」で完結する超高速コンテンツだ。倍速視聴は当たり前。イントロや無駄な間(ま)は容赦なくカットされる。
しかし、この極端な効率主義は、私たちの脳に深刻な影響を与え始めている。短い刺激を繰り返し浴びることで、ドーパミンが過剰に放出され、数分間の長い動画すら「退屈」と感じてしまうのだ。情報が脳を素通りしていく。知識のインプットではなく、ただの「刺激の消費」になっているのではないか、という懸念は日増しに強まっている。