いま、日本のSNSでは日本語と韓国語をミックスした「ハイブリッド言語」が爆発的に増えている。その代表格が「チンチャそれな」や「チンチャやばい」だ。TikTokやInstagramのコメント欄を開けば、この組み合わせを見ない日はない。
言語学的な視点で見ると、これは単なる若者の乱れた言葉遣いではない。異なる文化の言葉を組み合わせることで、より細かい感情のニュアンスを表現しようとする、きわめてクリエイティブな言語の自己組織化現象なのだ。「それな」だけでは物足りない強い同意を、「チンチャ」を頭に添えることでブーストさせている。この現象は、日本と韓国の心理的距離がかつてないほど縮まっている証拠と言えるだろう。