デアゴスティーニをはじめとするパートワーク収集において、初心者が陥りがちな「3つの盲点」が存在します。
第1に、「途中解約時のリセールバリューの暴落」です。全巻揃った「コンプリート状態」であれば中古市場でも高値で取引されますが、例えば1〜20号程度で途切れた中途半端なセットは、フリマアプリ等で買い手がつきにくく、購入価格の1〜2割程度まで価値が下落します。
第2に、「専用バインダーの追加出費」です。創刊号や定期購読特典で1冊程度は付属するケースが多いものの、全70号以上のマガジンをすべて収納するには追加で別売りバインダー(1冊約1,000円前後×複数冊)の購入が必要になり、隠れた追加費用が発生します。
第3に、「映像フォーマットと未公開シーンの仕様」です。公式DVDに収録されている「シークレット映像」や「ディレクターズカット版」と、分冊版の収録内容に差異があるか否かは事前に確認しておくべき重要事項です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
行動経済学における「保有効果」や「サンクコスト効果」の観点から見ると、分冊百科は一度買い始めると途中でやめにくくなる心理的拘束力が働きます。後悔のない選択をするための判断基準を提示します。
▼購入を強くおすすめできる人 ・一括で十数万円を支払うのは躊躇するが、月4,000円台の趣味費として長期で楽しみたい人 ・番組の映像だけでなく、詳細なロケ地解説や制作秘話などの「紙の資料」を手元に残したい人 ・特製スーパーカブなど、ここでしか手に入らない限定非売品グッズに強い魅力を感じる人
▼購入を慎重に再検討すべき人 ・「とにかく全話を一気見したい」というタイムパフォーマンス重視の人(公式DVDの一括購入や配信サービスが適しています) ・自宅の本棚や部屋の収納スペースに余裕がない人 ・過去に同種の分冊百科を途中で挫折した経験がある人