2026年の現在、事態をより複雑にしているのが生成AIの爆発的普及だ。現在では、実在しない「完全にパーツの整った架空の赤ちゃん」の超リアルな画像や動画を、誰でも数秒で生成できるようになった。
SNS上で何十万もの「いいね」を集めている人気のベビーアカウントの中には、実はAIによって生成された存在であったり、実際の赤ちゃんの顔パーツをAIフィルターで修正・補正したものである事例が相次いで発覚している。実在の人間にはあり得ないほどの超・左右対称な顔立ちや、陶器のような完璧な肌質が「理想の赤ちゃん像」としてタイムラインに溢れることで、現実の乳幼児に対する人々の視線や美的基準までもが歪められかねないという懸念が浮上している。