Googleの検索窓に「株式会社セレス」と打ち込むと、候補として「怪しい」「詐欺」といった穏やかではないキーワードが浮上します。インターネットメディアの現場を取材してきた立場から分析すると、この現象が生じる背景には、主に2つの心理的アレルギーが存在しています。
第1の要因は、同社の看板事業である「モッピー(moppy)」をはじめとするポイントインカム領域に対する、一般ユーザーの初期警戒感です。「スマートフォンでタップするだけでポイントが貯まり、現金に交換できる」という仕組みは、デジタルリテラシーが発展途上の層から見れば「タダより怖いものはない」「何か裏で個人情報を売り飛ばされているのではないか」という猜疑心を抱かせやすい構造にあります。
しかし、そのビジネス構造は至極健全なアフィリエイト広告モデルです。企業から支払われる広告費の一部を、アクションを起こしたユーザーにポイントとして還元しているに過ぎません。セレスはプライバシーマークの取得はもちろんのこと、一般社団法人日本インターネットポイント協議会(JIPC)のガイドラインを厳格に遵守しており、ポイントの不正失効や突如のサービス閉鎖といったリスクに対する防壁を長年築いてきました。
第2の要因は、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン領域への積極果敢な進出です。セレスは早期から仮想通貨取引所大手「ビットバンク(bitbank)」に出資し、Web3領域を注力分野として掲げています。日本国内において「暗号資産=投機的で怪しいもの」という偏見が一部に残っていることが、企業名と結びついてネガティブな検索意図を生み出す直接的な引き金となっているのです。