ネット上の情報では「無料駐車場が1,000台以上あるから安心」「手ぶらでピクニックができる」といった楽観的な声が散見されますが、ここには現場取材者だからこそ指摘できる2つの大きな盲点が存在します。
第1の盲点は、「公園周辺の飲食店および売店インフラの限定性」です。ウィングアリーナ内にレストランや自動販売機は設置されているものの、週末のランチタイムは試合観戦者や大会参加者ですぐに満席となります。園内に常設の軽食売店が潤沢にあるわけではなく、キッチンカーの出店もイベント開催日に限られます。最寄りのコンビニエンスストアまでは徒歩で約8〜10分程度を要するため、現地に着いてから「お昼ご飯を調達しよう」と考えると、駐車場を出られずに途方に暮れる事態に直結します。昼食やおやつ、水分は来園前にあらかじめ購入しておくのが鉄則です。
第2の盲点は、「車以外のアクセスに対する先入観」です。愛知県西三河地域特有の完全な車社会ゆえに「車でしか行けない場所」と誤解されがちですが、実は公共交通網が整備されています。刈谷市が運営する公共施設連絡バス「かりまる」(運動公園・逢妻線、東刈谷・逢妻線など)を利用すれば、JR・名鉄の刈谷駅総合庁舎や名鉄富士松駅から公園エントランスまで直接アクセス可能です。運賃設定やルートの利便性は非常に高く、大型イベント開催時において「かりまる」や名鉄バスを活用する判断は、不毛な駐車待ち渋滞から抜け出すための最も合理的な防衛策といえます。