メイドカフェにまつわるネット上の言説には、過剰な警戒心に基づく誤解や、ルールの無理解から生じる偏見が少なくありません。現地を取材する中で確認された主要な誤解を是正します。
第1の誤解は、「男性の単独客ばかりで異様な空間ではないか」という先入観です。小倉店の実態を観察すると、あるあるCityのアニメショップや漫画ミュージアムを訪れた女性グループ、アニメファン女子の2人組、さらには小学生連れのファミリー層まで客層は驚くほど多様です。「女子会プラン」などの設定もあり、女性比率はチェーン内でも屈指の高さを見せています。
第2の誤解は、「執拗な追加注文の催促があるのではないか」という不安です。同店は全国展開するコンプライアンス遵守企業(株式会社ネオディライトインターナショナル)が運営しており、ガールズバーのようなノルマ営業や強引な客単価吊り上げは制度上禁止されています。キャストから特別メニューを提案される場面はありますが、不要であれば「今日はこのセットだけで大丈夫です」と笑顔で断っても接客態度が変わることはありません。
ただし、店内における「撮影ルール」の遵守は絶対条件です。提供された料理やドリンクの撮影は自由ですが、キャスト個人や店内の他のお客様を無断でスマートフォン撮影することは固く禁じられています。メイドと一緒に写真を残したい場合は、必ずメニュー表にある「チェキ撮影」や「デジタルフォト」の注文を通じて行うのがルールです。