神奈川県内の水資源を俯瞰する上で、津久井湖(城山ダム)単体を見るだけでは実態を見誤ります。相模川本流の上流にある相模湖(相模ダム)、そして中津川に建設された東日本屈指の重力式コンクリートダムである宮ヶ瀬ダムの3拠点による連携プレーこそが、県民の生命線を守る要となっています。
それぞれのダムが持つキャパシティと運用特性を整理した比較データは以下の通りです。
宮ヶ瀬ダム貯水率比較を行うと一目瞭然ですが、貯水キャパシティの桁が違います。相模川水系では、津久井湖と宮ヶ瀬湖、さらには道志川を結ぶ導水トンネルネットワークが整備されています。仮に津久井湖の水位が一時的に下がっても、宮ヶ瀬ダム側に潤沢な貯水があれば、トンネルを通じて水を融通し合える構造が完成しています。
神奈川県ダム貯水率最新情報を読み解く際は、津久井湖単体のパーセンテージに惑わされず、水系全体の総貯水量や相模湖貯水率過去データとの推移比較を俯瞰することが、冷静な状況把握の鉄則です。