迷走神経反射になりやすい人の特徴とは?倒れる前兆と予防策を徹底解説

迷走神経反射になりやすい人の特徴とは?倒れる前兆と予防策を徹底解説

迷走神経反射になりやすい人の特徴とは?倒れる前兆と予防策を徹底解説についての真相を徹底解説します。

迷走神経反射が他の心原性失神と大きく異なる点は、失神に至る数秒から数分前に明確な前兆サインが現れる点にあります。この生体アラートを正しく感知できるか否かが、無傷で難を逃れるための最大の分岐点です。

典型的な初期症状として現れるのが、胃のあたりから湧き上がるような不快感や吐き気、そして理由のない生あくびです。脳幹の血流低下を補うために反射的にあくびが出た後、手足が冷たくなり、額や首筋から尋常ではない冷や汗が吹き出します。やがて感覚器に異常が生じ、周囲の音が遠のく耳鳴りや、視界の周辺が暗くなっていく「ブラックアウト」(人によっては全体が眩しく霞む「ホワイトアウト」)が襲い、立位を維持できなくなります。

日本循環器学会のガイドライン等における血管迷走神経性失神の診断基準では、以下の臨床所見が重視されます。

  • 痛み、恐怖、不快な医療処置、長時間の立位などの明確な誘因が存在すること
  • 蒼白、発汗、悪心などの典型的な自律神経前兆症状を伴っていること
  • 横になって頭部への血流が回復すると、速やかに意識が清明化すること
  • 心電図検査や血液検査で、心筋症や不整脈、重度の貧血などの基礎疾患が除外されていること

医療機関で確定診断を下す際には、ベッドを段階的に傾けて血圧や脈拍の変動を測定するヘッドアップチルト試験が用いられるケースもありますが、多くの場合は問診による状況証拠の丁寧な積み上げによって鑑別されます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。