体験者の間で必ず議論が白熱するのが、米ぬか酵素風呂の匂いの真相です。包み隠さず言えば、米ぬか100%の酵素風呂には、たくあんや熟成した糠漬けを思わせる独特の酸味を帯びた発酵臭が存在します。
現場サロンのスタッフによると、この匂いは「米ぬか内の有用微生物(枯草菌や乳酸菌など)が有機物を活発に分解している健全な証拠」であり、化学薬品などによる消臭ができない天然現象です。しかし、問題はその持続性にあります。入浴後に専用シャワーで徹底的に洗い流したとしても、毛穴の奥や爪の間、そして特に水分を吸収しやすい毛髪には、翌朝までうっすらと特有の香りが残ることが少なくありません。
SNSや口コミ掲示板でも、こうしたリアルな声が散見されます。
「週末の夕方に入りに行き、翌日の出勤時にふと自分の髪から糠漬けの気配がして焦った」(30代女性・会社員)
「匂いは正直最初はきつかった。だけど、お風呂上がりの肌の吸い付くようなしっとり感を知ってしまうと、もはやこの匂いすら愛おしくなる」(40代女性・自営業)
では、なぜそこまで匂いが強烈であるにもかかわらず、多くの女性やアスリートが米ぬかに執着するのでしょうか。その理由は、圧倒的な酵素風呂の美肌デトックス効果にあります。
米ぬかには、肌のバリア機能を整える「セラミド」をはじめ、強い抗酸化力を誇る「γ-オリザノール」、若返りのビタミンと呼ばれる「ビタミンE」、天然のピーリング作用をもたらす「フェルラ酸」が濃縮されています。熱によって開いた全身の毛穴からこれらの美肌成分が角質層へと浸透し、不要な角質を穏やかに軟化・除去。入浴を終えて体を触った瞬間にわかる、まるで美容液に全身を浸したかのような滑らかさは、木質主体のひのきでは得難い米ぬか独自の恩恵です。