芝山監督のキャリアは、日本アニメーションの黎明期そのものです。1959年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社し、アニメーターとしての第一歩を踏み出しました。当時、同社には高畑勲氏や宮崎駿氏らが在籍しており、伝説的な現場で技術と演出の基礎を叩き込まれます。
その後、Aプロダクション(現・シンエイ動画)への移籍を経て、『巨人の星』や『ルパン三世(第1シリーズ)』など数多くの名作で作画や演出を担当。1978年には、より自由で質の高いアニメーション制作を志して「株式会社亜細亜堂」を設立しました。
自身のスタジオを拠点にしながらも、シンエイ動画や日本アニメーションなど様々な制作会社と柔軟にタッグを組み、テレビ・劇場版を問わず日本のアニメカルチャーを最前線で牽引し続けた経歴は、まさにアニメ界のレジェンドと呼ぶにふさわしい歩みです。