よみうりカントリークラブの難しさは、数字の上でもはっきりと証明されています。バックティからのコースレートは74.1(レギュラーティでも71.8前後)に達し、関西圏でも屈指の難関コースとして知られています。
フェアウェイは一見広大に見えるものの、随所に上田治特有の視覚的トラップが仕掛けられています。ティショットの落とし所によってセカンドショットの難易度が劇的に変化し、グリーンを外せば大人の背丈ほどもある深いバンカーが待ち構えています。
中でも歴代プロたちを苦しめ、数々の名勝負の舞台となってきたのが名物18番ホール(パー5)です。フェアウェイ右サイドに広がる池と、グリーン手前に口を開けるハザードが配置され、2オンを狙うロングヒッターに究極のリスクとリワードを突きつけます。過去のトーナメント中継でも、最終ホールで池につかまり劇的な逆転劇が演じられた光景は多くのファンの記憶に刻まれています。
クラブ関係者や常連シングルプレーヤーの手記・証言によれば、「18番はレイアップを選択しても、3打目の距離感とスピンコントロールが合わなければパーセーブすら困難」と語られており、最後まで一切気が抜けない設計哲学が貫かれています。