横紋筋と平滑筋の違いを完全図解!心筋の分類と国家試験頻出の覚え方

横紋筋と平滑筋の違いを完全図解!心筋の分類と国家試験頻出の覚え方

横紋筋と平滑筋の違いを完全図解!心筋の分類と国家試験頻出の覚え方に関する話題のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

筋肉の性質を理解するうえで、教科書の簡略化された記述によって生じやすい「3つの典型的な誤解」を是正しておきましょう。

誤解1:「内臓にある筋肉はすべて平滑筋である」という思い込み
心臓は紛れもない内臓器官ですが、前述の通り心筋は横紋筋です。さらに、咽頭、喉頭、食道の上部1/3、外肛門括約筋、外尿道括約筋などは、内臓や消化・排泄器官に位置していながら骨格筋(随意筋・横紋筋)で構成されています。だからこそ、私たちは排便や排尿、嚥下を自分の意思である程度コントロールできるのです。

誤解2:「横紋筋はすべて疲労する」という誤認
骨格筋は高強度の収縮を続けると乳酸の蓄積やエネルギー枯渇により疲労を起こします。しかし、同じ横紋筋である心筋は疲労しません。心筋細胞には骨格筋の数倍から十数倍におよぶ大量のミトコンドリア(細胞容積の約40%)が存在し、無酸素運動を行うことなく常に豊富な酸素と冠動脈からの血流を利用してATPを産生し続けているためです。

誤解3:「平滑筋は力が弱く役に立たない」という誤解
平滑筋の収縮速度は骨格筋に比べて非常に緩慢ですが、エネルギー消費(ATP消費)が極めて少なく、わずかなエネルギーで長時間の持続的な収縮状態(筋トヌス・トーヌス)を維持できます。血管の血圧維持や、妊娠時の子宮が胎児を保持し分娩時に強力な力で押し出す陣痛のパワーは、平滑筋ならではの強靭な特性によるものです。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。