武装探偵社の一員として中島敦の指導的立場を務める太宰治は、端正な顔立ちと長身トレンチコート、そして全身に巻かれた包帯がトレードマークの青年です。公式ファンブックおよびアニメ公式サイトの設定資料によると、基本スペックは次のように定められています。
実在の作家・太宰治の命日である「桜桃忌」と同じ6月19日を生誕日に持ち、作中では22歳という若さながら、裏社会と表社会の双極を知り尽くした異色の経歴を誇ります。CV(声優)を担当する宮野真守氏による軽妙洒脱な掛け合いと、時折見せる氷のように冷たい声音の演じ分けが、キャラクターの二面性を際立たせています。
太宰治の保有する異能力「人間失格」は、発動中のいかなる異能であっても、太宰の皮膚や衣服に触れた瞬間に強制解除させる力です。発動に精神集中や前動作を必要とせず、常時発動型のパッシブ能力に近い性質を持ちます。このため、どれほど強大な破壊力を持つ異能者であっても、太宰と直接接触した時点でただの生身の人間に戻されてしまいます。
弱点としては、治癒系の異能力(与謝野晶子の「君死給勿」など)の恩恵すら拒絶してしまう点、そして銃弾や刃物といった物理的な攻撃そのものは無効化できない点が挙げられます。しかし、太宰はその弱点を補って余りある超人的な観察眼と心理誘導で相手の行動を封殺するため、実質的に作中最上位の防御・妨害性能を誇っています。