たるみ感を視覚的にリセットし、顔全体を引き締めて見せるためには、顔の重心を高く設定する配置設計が基本となります。40代チークの位置は、ミリ単位の意識で仕上がりが激変します。
リフトアップを叶える基本の塗布ゾーンは以下の基準で定めます。
- 下限のボーダーライン:小鼻の底辺と耳たぶを結んだラインよりも「絶対に下に入れない」。このラインより下に色が入ると、顔全体の下垂感が強調されます。
- 始点のポジション:黒目の外側の垂直線と、小鼻と耳の上部を結んだ線が交わるポイント。ここからスタートし、こめかみ(髪の生え際)に向かって斜め上へと引き上げるようにブラシを動かします。
- 内側の限界線:黒目の内側より鼻側には入れないこと。中央に寄せすぎると顔の余白が横に広がり、平坦な印象を与えてしまいます。
また、塗布後のフィニッシュワークとして欠かせないのがチークのぼかし方にスポンジを取り入れる技術です。ブラシで色を乗せた後、何もついていない清潔な肉厚スポンジの側面を使い、チークのアウトライン(境界線)を外側に向かって軽くトントンとタップします。エッジを完全にフェードアウトさせることで、肌の内側から発色しているかのような自然な血色感が生まれ、厚塗り感を完全に防ぐことが可能です。