Mrs. GREEN APPLEの楽曲に一貫しているのは、「光を描くために、必ず影の存在を見逃さない」という透徹したまなざしです。『Love me, Love you』においても、ただ「愛し合おう」と無責任に煽るのではなく、愛することに伴う臆病さや恐怖にまで光が当てられています。
大森元貴が紡ぐ言葉は、常に聴き手との対等な対話を求めています。完璧な人間など存在しないからこそ、互いの欠けた部分を愛おしく思い、認め合う。そんな不完全な人間に対する温かな眼差しこそが、ミセスの楽曲がリスナーの心の深奥に刺さり続ける大きな理由です。