結論から述べれば、人間を捕食するヘビは現実に存在します。古くから語り継がれる怪談ではなく、警察や地方自治体、大手国際通信社が現場写真や映像とともに記録した確固たる事実です。特に被害報告が集中しているのが、東南アジアの島嶼部、なかでもインドネシアの農村地帯です。
世界的な衝撃を与えた代表的な事例として、2017年3月にインドネシア・西スラウェシ州で発生した事件が挙げられます。パーム油農園へ収穫作業に向かった当時25歳の男性が行方不明となり、翌日、現場付近の側溝で身動きが取れなくなっていた全長約7メートルのアミメニシキヘビを捜索隊が発見しました。地元警察の立ち会いのもとで住民が腹部を切開したところ、作業着と長靴を身につけたままの男性の遺体が発見され、国内外のメディアが大きく報じました。
さらに2018年6月には、南東スラウェシ州ムナ島でトウモロコシ畑の見回りに出かけた54歳の女性が消息を絶ち、翌朝に発見された全長約7メートルのニシキヘビの体内から遺体となって回収されています。2020年代に入っても同様の事故は途絶えておらず、2022年10月にはジャンビ州のゴム農園で作業中の50代女性が全長約6.7メートルの大蛇に呑み込まれる事故が発生しました。現地行政の公式報告書は、いずれのケースも背後から忍び寄ったヘビに奇襲され、強力な締め付けで窒息死させられた後に頭部から呑み込まれたと結論づけています。