為替相場は歴史的に大きな波を繰り返しています。1ドル何円の過去推移を振り返ると、1970年代初頭の固定相場制(1ドル=360円)の崩壊以降、1985年のプラザ合意を経て急速な円高が進み、2011年の東日本大震災後には一時1ドル=75円台という歴史的最高値を記録しました。
その後、アベノミクスによる異次元の金融緩和や、2022年以降の世界的なインフレ局面を経て相場は大きく円安方向へとシフトしました。過去数十年のチャートを俯瞰すると、固定的な相場など存在せず、マクロ経済の潮流と政策の変化に応じて数年単位でレンジがダイナミックに移行している事実が浮き彫りになります。