都内のボードゲームカフェや学生サークルで定期的に開催されているワード系ゲーム大会において、プレイヤーたちがどのような攻防を繰り広げているのか、現場の観察とヒアリングを行いました。
ボードゲーム歴5年の競技系プレイヤーは、自らの対戦経験を次のように証言します。
「相手が意気揚々と『カラス!』と攻め込んできた瞬間に、間髪入れず『スイス!』と返したときの相手の凍りついた表情は忘れられません。大抵の人は、自分がす攻めを仕掛けているときは攻勢の快感に酔いしれているため、自分がすを受け取る準備をしていません。その油断を突くことこそが、勝率を劇的に引き上げる秘訣です」
また、ネット上のコミュニティ(5ちゃんねるのスレッドやYahoo!知恵袋など)でも、「友達同士のしりとりで『スイス』『ストレス』『スペース』と延々ループさせていたら本気で怒られた」「ワードバスケットで『す』が場に出ているときに『ステータス』で上がると爽快感が桁違い」といった投稿が相次いでいます。単なる単語の暗記にとどまらず、対人ゲームにおける駆け引きのツールとして機能している実態が浮き彫りとなっています。