パンくん襲撃事件の真相と現在|天才チンパンジーの悲劇と教訓

パンくん襲撃事件の真相と現在|天才チンパンジーの悲劇と教訓

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事故が起きたのは2012年9月6日午後3時45分頃。阿蘇カドリー・ドミニオン内の劇場「みやざわ劇場」で行われていた動物ショーの直後でした。宮沢厚園長(当時)とステージを務め終えたパンくんが舞台袖に引き揚げてきた際、通路に控えていた動物飼育専門学校生である20代の女性研修生に対し、突如として飛びかかりました。

パンくんは女性研修生の顔面、首筋、腰、足元などを激しく噛み、引っ掻くなどして深い傷を負わせました。宮沢園長らが必死に制止に入り引き離したものの、女性は大量に出血し、現場には凄惨な空気が漂いました。すぐに救急要請が行われ、女性はドクターヘリによって熊本市内の総合病院へ緊急搬送。命に別条はなかったものの、顔や足などを数十針縫う重傷を負い、長期にわたる入院加療とリハビリを余儀なくされる大事故となりました。

事件の一報は当日夕方から全国のニュース速報で大々的に報じられ、「あの温厚なパンくんが人を襲った」というニュースはお茶の間に計り知れないショックを与えました。同園は直ちに記者会見を開き、宮沢園長が涙ながらに謝罪。パンくんのショー出演は即座に無期限中止となり、事実上の電撃引退が決定しました。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。