本作の爆発的ヒットを語る上で欠かせないのが、桐谷美玲 山﨑賢人 ドラマとして社会現象となった月9ドラマ 好きな人がいることとの幸福なマリアージュです。海辺のレストランを舞台に、パティシエとしての再起をかける主人公・櫻井美咲(桐谷美玲)と、ぶっきらぼうだが料理の腕は超一流のシェフ・柴崎夏向(山﨑賢人)らが織りなすひと夏の人間模様。ドラマの劇伴や演出の妙と、JY 好きな人がいること 主題歌のイントロが重なる瞬間、視聴者の胸キュン指数は毎週ピークに達していました。
制作陣の緻密な計算は、単にテーマ曲を劇中に流すだけに留まりませんでした。ドラマの劇中では、切ない場面や心情の揺らぎを補完する要素として好きな人がいること 挿入歌(JYによる英語詞の別テイクや、世武裕子氏が手掛けた叙情的な劇伴音楽)が巧みに配置され、視聴者の感情を多角的に揺さぶりました。仕事に邁進しながらも恋に不器用な主人公の姿は、JYが紡いだ歌詞の protagonist(主人公像)と完全に一致しており、ドラマの筋書きを追体験させるアンセムとして強固に機能したのです。