ペヤングの歴史を振り返ると、消費者の味覚を激しく揺さぶる実験作が定期的に投下されてきました。ネット上で「歴代屈指の問題作」として語り継がれている筆頭が、2017年にバレンタイン商戦へ殴り込みをかけた「ペヤング チョコレートやきそば ギリ」と、2020年秋に登場した「ペヤング アップルパイ味」です。
チョコレートやきそばは、甘美なカカオの香りと油揚げ麺の風味が口の中で激突し、SNS上では「ひと口で箸が止まった」「義理チョコどころか絶縁チョコ」と酷評の嵐が巻き起こりました。さらにアップルパイ味では、シナモンとリンゴペーストの強烈な甘酸っぱさが麺に絡みつき、「スイーツなのか主食なのか脳がバグる」と多くの実食者を困惑させました。これらの商品は、ネットの反応評判まとめにおいて「まずい」の代名詞として定着しています。
しかし、ペヤングの変わり種すべてが地雷というわけではありません。ライフスタイルメディア「macaroni」などの読者アンケートや歴代ランキングにおいて、根強い支持を集める「当たり商品」も確実に存在します。例えば、スパイシーなカレーソースと定番ソースを同時に味わえる「超大盛やきそば ハーフ&ハーフカレー」は、混ぜて食べるアレンジの楽しさも手伝って殿堂入り級の高評価を獲得しました。また、老舗ごま油メーカーとタッグを組んだ「岩井の胡麻油付き」や、酸味の利いた「塩やきそば」などは、定番を凌ぐ完成度と絶賛されています。
さらに2026年3月には、日本の伝統食に着目した「ペヤング ちらし寿司風やきそば」が登場。赤酢を使用することで奥行きのある酸味と上品な旨味を再現し、「酢飯の臨場感を油揚げ麺で成立させた驚きの調味技術」として、フードアナリストの間でも大きな話題を呼んでいます。