株式市場において、一般的に株価が1株あたり500円未満(あるいは1,000円未満)で取引される銘柄群を低位株と呼びます。かつては業績不振企業が集まる「ジャンク市場」と冷笑される局面もありましたが、東京証券取引所によるPBR1倍割れ是正要請が本格的な実効段階に入った現在、状況は一変しました。特に東証プライム割安低位株の中には、強固な事業基盤や潤沢な保有資産を抱えながら、単に見過ごされてきただけの企業が数多く眠っています。
最低投資金額が抑えられるため、10万円以下おすすめ銘柄を中心にポートフォリオを組めば、限られた投資資金であっても5〜10社へ容易に分散投資が可能です。機関投資家が時価総額の小ささゆえに手を出せない小型株市場では、個人投資家ならではの機動力を存分に発揮できる土俵が整っています。
銘柄選定において極めて重要となるのが低PBR割安株の見極め方です。単にPBRが0.5倍前後で放置されている企業を選ぶのではなく、経営陣が自社株買いや増配、遊休不動産の売却といった資本収益性の向上策を中期経営計画に明記しているかどうかを取材IR資料から検証しなければなりません。資産の裏付けがある割安株は下値リスクが限定的であり、相場全体の調整局面でも底堅い推移を見せる特徴があります。